痩せたいと思って始めた高額なパーソナルトレーニング。マンツーマンでトレーニングをしてくれるのはいいことですが、何だかトレーナーのボディタッチが多い気がする……。
特に女性の肩が男性トレーナーに指導してもらっている場合は、気になる人が非常に多いでしょう。指導とはわかっていても太ももや腕を触られるのは嫌な気持ちになるものです。しかも相手はトレーナーですので、こちらから注意をするのもよくない気がしますよね。
この記事ではパーソナルトレーナーが触って指導することの意味や、本当に嫌だった場合の対処法について紹介しています。
現時点でボディタッチが激しいけど悪意があるのかどうかわからない人、どうすればいいかわからない人は参考にしてください!
パーソナルトレーナーから指導を受ける際、ボディタッチをされるのはある程度は仕方ないことです。トレーニングをする際の正しい身体の向きや足の位置を強制するには、口で説明するよりも体を動かして理解してもらった方が早いからです。
そのほかにもトレーナーがサポートするトレーニングをする際は体を支えなければなりませんし、バランスを取るために体を触ることもあります。
そもそも対面で指導しているときのメリットは細かい身体のずれを直接強制できるということなので、問題があった際はすぐに体に触れて指導することがほとんどです。
基本的にはボディタッチはある程度仕方のない事だということは覚えておきましょう。
ですが、指導のためなら何でも触っていいということはもちろんありません。トレーナーは不用意にボディタッチしないようにできるだけ気を遣っています。
特に男性トレーナーが女性客にボディタッチをして嫌がられるということは起こりやすく、注意をしていることです。女性客に嫌がられて評判を落とすと指名してくれる人が減ってしまうので自身の給料にも関わります。もしクビにでもなれば生活を送れなくなる可能性まであるので、トレーナーがボディタッチを無理やりしてくることはほぼありません。
またトレーナーが足や腰を触って指導するのは医者の治療と同じです。触る必要があるから触っているだけで、それだけでいかがわしい気持ちになることもありません。
トレーニングを受ける側としては「そんなところまで触るの!?」と思うかもしれませんが、それがいかがわしい目的で触っていることはほとんどないと言っていいでしょう。
トレーナーは基本的に問題を起こさないようにお客さんに指導をしようと思っているので、触って指導するときは触る前に「〇〇触りますよ」という風に声をかけてから触ることが多いです。
一声かけてもらうだけでかなり嫌悪感はなくなりますし、嫌だった場合は触らないという選択肢を取ることもできます。
また、そもそも胸やおしりといった部分は触らないことがほとんどです。不快に感じやすいポイントは最初から触れないことで対策をしているはずです。
このように気を遣ってトレーニングをしているトレーナーがほとんどですので、ボディタッチを強要してくる人はほとんど存在しません。もしあるとすれば、問題を起こしても解雇されないクラブのオーナーが悪意を持ってしているか、何も考えていないトレーナーが無意識のうちに触っているのでしょう。
それでも、悪意を持ってボディタッチをしてこようとするトレーナーは非常に珍しいです。パーソナルトレーニング業界はお客さんの取り合いをするようなものなので、できるだけお客さんに満足してもらうことを目的としています。
もしボディタッチが激しいなんてことを口コミに書かれたら新規の女性客を獲得するなんてほぼ無理でしょうし、評価が低ければ同性客さえ来なくなります。
そのためほとんどの場合はボディタッチをしようとすることはありません。
しかし、中にはボディタッチをギリギリの範囲でしてこようとする人もいます。
胸の周りやお尻付近を予告もなく触られたり、ストレッチの際に股を触られるということがあったようです。これは間違いなく悪意を持って触っていますので、悪質なボディタッチに遭っている場合は以下に紹介する対処法を取ってください。
もし悪意を持って触られていることが判明した場合、もしくは悪意はないのだろうけど触られるのが嫌だと感じた場合、どのような対処法を取るのがよいのでしょうか?
「パーソナルトレーニングを辞める」という選択肢以外に取れる手段が三つあります。
トレーニングを辞めてしまえば当然楽にボディタッチから逃れることはできますが、パーソナルトレーニングを始めた当初は何か目的があったはずです。それは痩せるということだったり、筋肉をつけてくびれを手に入れるということだったり人によって目的は様々だと思いますが、トレーナーのボディタッチが嫌で辞めるというのはもったいないです。
今はボディタッチをされることもあってやる気が低下しているかもしれませんが、トレーナーのボディタッチを辞めてもらうだけでモチベーションが回復することは大いにあり得ます。まずは紹介する方法を取ってみてください。
それぞれの対処法について、詳しく解説していきます。どうしても真似できない手段もあるはずなので、自分に一番合った方法を選んでください。
まず一つ目の対処法は「不快であることを伝える」ことです。
単純明快ですが、最も効果的な方法です。直接言われてからも不用意に触ってくるトレーナーはまずいないでしょう。
「直接言っていいの?」と思う人もいるかもしれませんが、これはむしろ言った方が良いです。トレーナー側も悪意を持っていない限りは、できるだけいい指導を行ってお客さんに満足してほしいと思っています。直接さわられるのが嫌だと言ってくれた方が、それ以降注意してトレーニングが出来るのでお互いのためになります。ため込んでいきなりやめると言われる方がトレーナー的には問題です。
もし悪意をもっている人でも直接言われてから触り続けるような人はまれでしょう。
トレーナーが悪意を持っているにしろいないにしろ、不快であることを伝えることは非常に効果的な方法です。もし直接言いづらい人がいたら、他のトレーナー越しに伝えてもらってもよいです。わざわざトレーナーやジムを変えるのは面倒だという人はこの方法を取ってみてください。
次に紹介する対処法は、「担当するトレーナーを変えてもらう」ことです。
触られていることが嫌すぎて指導されたくない!という人や、直接言うのは勇気が出ないという人におすすめの対処法です。
ある程度トレーナー数がいるジムの場合は、トレーナーの変更を申し出ると快く変更してくれることが多いです。これはジム全体としても一人一人のお客さんに満足してもらいたいと思っているため、トレーナー変更で悩みが解決する問題であればトレーナーを変更して長く続けてもらいたいからです。
もちろんトレーナーの変更を申し出たときは理由をきかれるでしょうが、それを参考に新しいトレーナーに変えてもらえるはずなので変更後に同じような悩みを持つ必要はなくなります。可能であれば同性のトレーナーをつけてもらうこともできるでしょう。
また、変更した後も元のトレーナーに執拗に絡まれるなんてことはありません。そのトレーナーも裏でなぜ変更されたか事情を聞いているので、せいぜい挨拶程度しか絡んでこないはずです。
小規模なジムの場合はトレーナー変更ができない場合がありますが、実行できればトレーナーに嫌悪感を抱いている場合はかなり解消される方法ですので、ぜひ参考にしてみてください。
三つ目の対処法は「ボディタッチを禁止しているジムに移る」ことです。
トレーナーに直接言いづらいうえに変更もできない、一緒のジムだと気まずい、という人はこの手段をおすすめします。
特にトレーナーとの不和でジムを辞める人はかなりの数いますので、その辞めた人を募集しているパーソナルジムというのも存在します。女性限定のジムであったり、男性トレーナーが女性に対して接触をしないことを明言していたりするジムはかなりの数ありますので、検索してみてください。
この時に問題になるのはお金の問題でしょうが、これもパーソナルジムを移った人に限定して料金を安くする「乗り換え割」というものを設定しているジムもあります。
これを設定しているジムであれば追加でかかる料金は少なく済むので、どうしても元のジムでトレーニングするのは嫌だけどトレーニングは続けたい、という人は使ってみてください。
ジムを変更する際に、「オンラインパーソナルトレーニング」に変更するのも一つの方法です。
オンラインだとトレーナーに触られる心配がないうえに、対面で行うパーソナルトレーニングに比べて料金が非常に安いです。具体的に言えば、通常だと月10万円ほどかかるものがオンラインだと1万~3万円程度で受けられます。
オンラインであっても練習内容としてはほとんど変わりなく、直接触って指導されるかされないか程度の差しか生まれません。
触られたくないということが第一目標の人は、オンラインで受講するのが料金的にも安く済んで効率的でしょう。
ほとんどの場合、ボディタッチを意図的にしてくるトレーナーはいません。ただ指導のために触れているのであって、いかがわしいことを考えて触ってきているトレーナーは極めてまれでしょう。
ですが嫌なものは嫌だと思いますので、違和感を覚えたらトレーナーに直接言うか、トレーナーかジムを変えてもらうかで対策を取りましょう。
せっかく始めたトレーニングをボディタッチが嫌だから、という理由で辞めないでください。きちんと対処すればきっとトレーニングも楽しくなります!
ぜひ的確な対処法を実践して、ダイエットを成功させてくださいね!