忘年会にクリスマス、正月と続いていく年末年始。一年間の中で最もゆっくり過ごせる時期なので、心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ゆっくりできる分気になるのが体重の増加。正月が終わった時には体重が3キロくらい増えていた、なんて経験がある人は少なくありません。
まったり過ごせるのはいいけど、どうせなら太らずに気持ちよく翌年に続けたいですよね?年始にまずすることがダイエットなんてばからしいです。
この記事では年末年始に太る原因を説明してから、後半で正月太りしないためのコツを5つ紹介しています。
ぜひ参考にして、今年こそ体重計に堂々と乗れる正月明けにしましょう!
年末年始は、どうしても他の時期より太りやすい時期になります。
その理由は次の通りです。
身に覚えがある人も多いのではないでしょうか?
たくさん食べた上に、運動をせずに炬燵でごろごろ……。正月しか食べないからと言っておせち料理や餅をバクバク……。振り返ってもらっても、太る原因ははっきりしているでしょう。
これらの理由を、以下に具体的に説明します。
年末年始にはイベントが多いです。クリスマスから忘年会、正月と続く流れで、休む暇もありません。それに年末年始は働いていない人が多いので、飲み会が連日入っている人もたくさんいると思われます。
年末年始以外の時期であればたとえ一日食べ過ぎたとしても、その後に仕事で動くから問題ありません。連日食べ過ぎてしまうことによって、脂肪が分解されずにたまっていくので太ってしまいます。
もし日程が調整できるのであれば、連日食べ過ぎてしまわないように一日休みの日を作ると良いでしょう。無理な場合は、食べ過ぎないように注意しながら友人と過ごしましょう。
年末年始は休みと決め込んで運動をしないのもNGです。
当然正月は休める時期なのでこたつに入ってだらだらとテレビを見る人は多いでしょうが、全く運動をしないのは普段の生活から離れて過ぎています。普段から運動をしていない人でも、電車で通勤する人なら駅まで徒歩で歩いていますし、仕事中はせわしなく歩き回っている人がほとんどでしょう。
先ほどのイベントが多くて食べ過ぎてしまった年末の後に、運動をしない年始を過ごすことになるので、脂肪が燃焼できずに太ってしまいます。年始に動かないことだけが原因ではなく、年末の時期からの積み重ねが正月太りとなるのです。
家で休んでいるときでもスーパーまで買い物に行くときに徒歩で行くなどの工夫をして、体を多少なりとも動かしておくといいでしょう。
正月には、おせち料理と餅といった特別な料理を食べることになります。
おせち料理は健康にいいと思っている人は多いかもしれませんが、実はおせち料理は保存がきくようにしているので糖分や塩分が多く含まれています。
塩分が多く含まれている食べ物はむくむ原因にもなるので、より太ったように見えてしまいます。
栗きんとんや煮しめなどの人気があるおせち料理は高カロリーになっています。普段食べられないからとたくさん食べていると太る原因になるので気をつけましょう。
また、当然ですが餅を入れたお雑煮も高カロリーです。餅1つを入れたもので300㎉はあるので、注意してください。
年末からの食べ過ぎと運動不足が重なることで、正月太りは起こります。
ダイエットをするのにもある程度時間がかかるので、最初から太らないように工夫する事が大切です。
そのため、正月太りしたくない人は、次のコツを実践してみてください。
「正月にランニングをしろ!」といった厳しいものではなく、意識すればだれでも実践できるものばかりです。正月のだらけた中でもできるコツなので、最低限意識して行動する様にしましょう。
最後のむくみケアストレッチに関しては部位ごとにストレッチ方法も紹介しているので、今気になる人でもやってみてください。
以下にそれぞれの解説をするので、ぜひ参考にしてください。
正月太りしないためのコツの一つ目は、「食べる順番に気を付ける」ことです。
これは年末の忘年会でも、家でのんびり食べるときにも注意できるコツです。
食べるときは、次の順番で食べるようにしましょう。
太る原因は、糖質を取って血糖値が急激に上昇するからです。体のエネルギー源にもなる糖質は必ず食べなければいけませんが、血糖値を上昇させる効果があります。急激に血糖値が上がるとインスリンという体内物質が分泌されて、血糖値を下げる代わりに摂取した糖を脳や筋肉に分配してしまいます。これが脂肪に変わることで太りますので、インスリンをできるだけ分泌しないように血糖値を急激に上げないようにしなければなりません。
野菜から食べ始めることで、急激な血糖値の上昇を防ぐことができるので、いきなり糖質から取るのは控えましょう。
正月太りしないための二つ目のコツは、「よく噛んで食べる」ことです。
よく咀嚼して食事を進めると、インスリンの分泌が促されて血糖値の急激な上昇を抑えることができます。小さいときによく注意されたことかもしれませんが、実際に効果は高いのでぜひやってみましょう。
また、噛んで食べると満腹感を得られるというメリットもあります。ガムを噛んで空腹を紛らわせるダイエットがあるように、噛んでいること自体が食欲を抑制する効果を持っているので、食事量を減らすことができます。
年末年始はただでさえだらだらと食事をとってしまいがちなので、たくさん噛むことで間食の涼を減らすことは重要です。
正月太りしないためのコツ3つ目は、「ながら食べを辞める」ことです。
ながら食べとは言葉の通り、何か別のことをしながら食べることです。スマホを見ながら、テレビを見ながら食べると長い時間ご飯を食べることになるのでお勧めしません。
本来であれば、食事時間を延ばすことは血糖値の急激な上昇を防ぐために効果的です。しかし年末年始の食事は間食的に食べられるものが多く、全体の食事量が増えてしまいます。
長い時間をかけて多くの食べ物を食べることは力士の身体づくりとやっていることが同じ、と言えば大変なことが伝わるでしょうか?
食べるときは食べる、スマホを見るときはスマホを見る、という風にメリハリをつけることで食べ過ぎを改善できますよ。
正月太りをしないためのコツ4つ目は、「夜しっかり眠る」ことです。
これは意外かもしれませんが、睡眠不足は太る原因です。睡眠時間が短いと食欲抑制ホルモンの働きが弱くなってしまい、お腹が空くように感じられます。最新の研究結果だと、5時間未満の睡眠時間の人は特に食欲が旺盛になるらしいので、睡眠時間はしっかりとるようにしましょう。
また、正月だからと言って夜更かしするのも問題です。
脂肪を消費しようとする成長ホルモンの分泌は、夜寝ている間に行われます。特に活発なのが22時~26時と言われているので、この時間に寝ていないと脂肪がたまりやすい身体になります。
休みが続くとどうしても早寝早起きができない人も多いと思いますが、普段の生活リズムから大きく崩すと、やはり健康にも悪いです。気をつけましょう。
正月太りをしないためのコツ5つ目は「むくみケアストレッチをする」ことです。
正月は塩分が高い食べ物が多く、体内に水分がたまりやすくなっています。
むくむと体重が増えるだけでなくかなり体のラインが大きくなってしまうので、このむくみをできるだけため込まないようにしましょう。
むくみケアは、簡単なストレッチを気づいたときにやればいいだけです。こたつに入ってテレビを見ながらでもできるストレッチもあるので、暇な人はやってみましょう。
顔周りのむくみを取りたい人は、このストレッチを行うと良いでしょう。
これは耳の後ろから鎖骨に伸びる筋肉を伸ばしているストレッチなので、やるときはこの部分が伸びていることを意識して行ってください。
この筋肉は血液を心臓に戻す部分の血流に作用していて、静脈やリンパに老廃物がたまりやすい部分でもあります。不要なものがたまっていくことでむくみは発生するので、じんわりと筋肉を伸ばしてむくみを解消する様にしましょう。
この時に注意してほしいのは背筋を伸ばして行うことです。体が丸まっていると筋肉も伸びづらいので、やるときは座りなおしてから始めるといいでしょう。
足がむくんでいると感じる人は、このストレッチを行うと良いでしょう。体勢としては、壁を使ってちょう座体前屈をするような姿勢になっていると正しいです。この姿勢になってから特に何かするわけでもないので、スマホを見たりテレビを見たりして過ごすと良いでしょう。
足は特に老廃物がたまってむくみが発生しやすい部位です。普段ならよく行動しているのでむくんでいることを実感しやすいですが、正月であまり活動しないとむくんでいることにも気づかない人は多いです。思ったよりも脚には負担が来ているはずなので、できるだけ足を休ませるようにしましょう。
さかさまになることで、足にたまった老廃物をリセットすることができます。
年末年始はイベントも多く、特に太りやすい時期です。正月だからと言って運動も全くせず過ごすのではなく、できるだけ普段通りに足を動かして過ごすようにしましょう。
その時のコツとしては次の五つが挙げられます。
このコツを守ればそう簡単に太ることはありません。
しっかりと対策して、ダイエットが必要ない年明けにしましょう!