忘年会シーズンがやってきて、楽しみですか?それとも、また太る時期だと思って憂鬱でしょうか?この記事を読んでいる人は、後者の人が多いと思います。
忘年会では仕事のことも忘れて思いっきり羽を伸ばしたいのに、太るとわかっているとあまり楽しめないかもしれないと悩んでいるでしょう。
しかし、安心してください。「忘年会太り」を脱却するコツはあります。
忘年会に備えて対策すれば、今までのように太って泣きを見ることはなくなるでしょう。
この記事では、前半に忘年会で太ってしまう原因について解説してから、後半で忘年会太りをしないためのコツを4つ紹介しています。
ぜひ最後まで読んで、今年こそ忘年会太りのスパイラルから脱却しましょう!
忘年会に関わらず、飲み会は何も気にせずに食べ飲みすると太ってしまうものです。「忘年会太り」に悩んでいるのはあなただけではありません。
ではなぜ飲み会に行くと太ってしまうのでしょうか?その原因は次の3つです。
以上を見ていただけるとわかるようにただの食事ではなく飲み会であるがゆえに太りやすいと言えます。その直接的な原因は、やはり酒を飲むことでしょう。
また3点目に関して言えば、実際に飲み会で太ったことがある人は、顔がむくんでいた経験があるのではないでしょうか?このむくみも太ったように見えるので、注意しないといけないことです。
以下にそれぞれ具体的に解説するので、ぜひ参考にしてください。この原因に基づいて後程太らないためのコツを紹介します。
飲み会で太る原因の1つ目は、酒を飲むと食べたものが直接脂肪になるからです。
アルコールを分解するのは肝臓ということは皆さん知っていると思いますが、脂肪の原因になる糖質を吸収しておく部位も肝臓ということまで知っているでしょうか?
肝臓には、糖質をグリコーゲンとして蓄える役割があります。本来の食事では糖質を食べても肝臓に蓄えれるので、それほど太ることはありません。
しかし、アルコールの分解と糖質の吸収が同時に起こった場合、肝臓が優先するのはアルコールの分解です。糖質はほとんど吸収されなくなります。
また、飲み会では糖質の多いものがたくさん出るので、脂肪になる量も増加します。
体内で吸収されなかった糖質が脂肪として変わってしまうので、飲み会では特に太りやすくなっているのです。
飲み会で太る原因2つ目は、長時間食べ飲みし続けるからです。
短時間で一気に食べると太りやすく、時間をかけて食べると太りにくいという話を聞いたことがあるでしょうか?この理論で行くと飲み会は長時間なので太らないという結論になりますが、問題は食べ飲みする量です。
ビール1杯でも20㎉がある上に、さらにおつまみで唐揚げやご飯をずっと食べ続けることになります。どうしても摂取カロリーが多くなりすぎてしまうので、いくらのんびり食べていると言っても脂肪としてたまってしまいます。
特に飲み会の場では糖質が高いものがたくさん出されます。お酒に関しても好きな人が多いビールや梅酒は糖質が多く含まれるので、それをだらだら飲んでいるとどうしても太ってしまいます。
飲み会で長時間食べ飲みするのは仕方ない事なので、食べ飲みするものを工夫する必要があります。
飲み会で太る原因3つ目は、塩分や脂質の取り過ぎです。
お酒を飲むと体内の亜鉛が不足した状態になります。この亜鉛には味覚を調整する機能がついているので、亜鉛が不足することは正しい味がわからない状態になるということです。味が薄く感じられるので、どんどん味が濃いものを食べるようになってしまい、塩分や脂質の過剰摂取に繋がります。
この取り過ぎた塩分には体内に水分をため込んでしまうことに繋がるので、むくみが発生します。特に顔がむくんだ場合はかなり太って見えるので、塩分の取り過ぎには注意が必要です。
以上のような理由で飲み会太りをしてしまうのです。酒と食べ過ぎが原因なのがわかっていただけたと思います。
しかし、「忘年会に行ってお酒を飲まないしつまみも食べない!」というのはいささか苦しいと思います。それが出来れば苦労しませんよね。
なので、お酒を飲まない以外の方法で忘年会太りをしないコツを今回は紹介します!
飲み会で太らないためのコツは次の4つです。
上二つのコツが飲み会の場前後でできる対策、下二つが飲み会の場でできるコツです。
意外と簡単そうだと思った方も多いのではないでしょうか?
特にお腹いっぱい食べてはいけないわけでも、酒を飲み過ぎてもいけないわけでもありません。ただ食べるものに注意しながら、お腹いっぱい食べ飲みすればいいだけです。
以下で具体的に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
飲み会の前に取るコツは、「昼食をしっかりとる」ことです。
これは意外だと思っている人も多いでしょうか?今までに夜の飲み会のために朝食や昼食を抜いていた人もいると思います。しかし、飲み会に空腹で臨んではいけません。
空腹状態で食べ始めると、一気に血糖値が上がって糖質の吸収率が上がってしまいます。
糖質はお酒と一緒に食べると肝臓の働きが弱っている上にそのまま脂肪として吸収されてしまうので、できるだけ血糖値を急激に上げないことが大切になります。
しっかりと昼食を食べて多少お腹に食べ物がある状態を作っておけば、血糖値の上がり方が緩やかになります。軽食を取っても構いません。
昼食を食べると一日のカロリー摂取量が増える!と思うかもしれませんが、血糖値が急激に増えた方が脂肪は付きやすいです。それに糖質を抑えめにした昼食であればカロリーも抑えることはできるので、空腹状態で飲み会に望まないことが重要です。
それでも、飲み会に行くと酒が入るので血糖値も普段より上がってしまうものです。
そこで活用したいのがヨーグルトなどの乳製品。含まれている成分にインスリンを分泌しやすくするものが含まれています。インスリンとは血糖値の上昇を抑える役割を持っている物質です。糖の吸収スピードを抑えることができるので、飲み会前にヨーグルトなどの乳製品を食べるのはおすすめです。
ただし、ヨーグルトも含まれているカロリーや糖質は少ないわけではありません。血糖値を上げないために食べ過ぎては本末転倒なので気をつけましょう。
飲み会の後に出来るコツは、「翌日に体を調整する」ことです。
酒と一緒に糖質を取るとアルコールの分解が優先されるから脂肪がつく、という話を前半でしましたが、この脂肪がつくまでにかかる時間は48時間です。
48時間が経過すると体内にたまっていた糖が脂肪として体につきます。
つまり、48時間以内にそのたまった糖を燃焼すれば、脂肪がつくことはありません。食べた直後にすぐ脂肪になるわけではなく、その状態のまま放っておくから問題になります。
そのため、翌日は脂肪を燃焼するためにウォーキングやランニングといった有酸素運動を取り入れるようにしましょう。あまりにキツいトレーニングをする必要はありませんが、少し体を動かすことで体内にたまった糖は消費されます。ぜい肉としてお腹につくことはないでしょう。
また、食事も気を遣うと良いです。できるだけ糖質を取らない食事を心がけておけば、運動をする後押しになります。
飲み会中にできるコツ1つ目は、「蒸留酒を飲む」ことです。
お酒には蒸留酒と醸造酒という2種類のお酒が存在します。詳しくは解説しませんが、簡単に言えば蒸留酒は糖質がほとんど含まれていない強いお酒、醸造酒は糖質が多く含まれる弱めのお酒です。飲み会では、糖質が少ない蒸留酒を飲むと良いでしょう。
蒸留酒は焼酎やウイスキー、ブランデーなどの強いお酒です。
飲み会で太る原因は、糖質の取り過ぎが問題です。食事量とアルコール量が増えるので、どうしても糖質をいつもより多くとってしまい、さらにアルコールのせいで肝臓を使えないという二重苦になっています。。そのため、そもそも糖質が含まれていない蒸留酒を飲むことで太る原因は解消されます。
また蒸留酒を飲むメリットとしては、そもそも酒が強いので、酒の飲み過ぎを防止することができます。ビールを2杯飲むだけでケーキを1切れ食べるくらいのカロリーがあるので、それよりは蒸留酒をちびちび飲んで酒のペースを抑えると飲み過ぎ防止にもなります。
お酒が弱い人は酒を飲む間に水を飲んでいると思いますが、これは太らないためにも使える良いことです。
お酒はどうしてもカロリーが高いので、間に水やウーロン茶を飲むことでお酒の摂取量を減らすことができます。一気に酔えばそのまま酒を沢山飲んでしまうかもしれないので、冷静な判断を続けるという面でもいいことです。
蒸留酒を飲めば一気に飲み過ぎる、ということはほとんどないと思いますが、蒸留酒が苦手な人は普通のカクテルを飲みたくなるでしょう。その場合はしっかりと水やお茶を準備してから飲むようにしてくださいね。
飲み会で注意できるコツ2つ目は、「糖質が少ないおつまみを食べる」ことです。
飲み会中、糖質に気を付けるのはお酒だけではありません。食べ物に関しても注意できます。
お酒を飲むと糖質を吸収できないので、できるだけ糖質が少ないおつまみを食べるようにしましょう。
おすすめしたいのがサラダや酢の物に枝豆といった定番の野菜類。ほぼ確実に注文された品目の中にあると思いますので、こちらから手を付けていきましょう。
他にメインで食べたいのが塩の焼き鳥や刺身といった主菜です。飲み会なのでいろんなものをつまむことになると思いますが、糖質の塊であるご飯ものには手を付けない方が良いでしょう。
他にも定番で出される唐揚げはかなり糖質が高いものです。さらに酸化油という使いまわしの油が使われることもあって、ダイエットを阻む食べ物です。どうしても食べたいときは抗酸化作用があるレモンを絞って食べると良いです。
忘年会太りはお酒と一緒に糖質を取ってしまうことが主な原因です。
肝臓はアルコールの分解を優先させるので、糖質が脂肪として体内に吸収されてしまいます。これを放置すれば太ること間違いなしです。
しかし、飲み会の前後や飲み会中に今回紹介したコツを実践すれば、体内にほとんど脂肪分を溜めることなく消化できるでしょう。
この記事で紹介したコツを使って、忘年会ラッシュを痩せたまま乗り越えましょう!